イギリス人の夫と国際結婚し、ロンドンへ移住してから7年経ちました。最初の2、3年は日本との習慣や常識の違いに翻弄されていましたが、今ではクレームの手紙を書くのも上達し、店員さんと天気の話をしたりしてイギリスに馴染んできたように思います。
ここでは日本での出発前にしておきたいお勧めの準備について書いていきます。
美容室へ行く
こちらの美容室は、シャンプーは日本のように丁寧に心地よくしてくれません。耳にたくさん水が入っても拭いてすらもらえないことも。また、前髪だけに丁寧に時間をかけて微妙なカットなどしてもらえずバッサリ切られた、なども良く聞く話です。
ロンドンにも日系美容室がたくさんありますが、日系の美容師さん自ら、できるなら日本で行ったほうが…なんておすすめされたりします。
歯医者へ行く
イギリスでの医療は国営のNHSサービスによって受けることはできますが、NHSでカバーされていない治療はプライベート医療で受けることになります。その場合は自費または保険で支払いをすることになりますが、イギリスの医療費はとても高額です。
歯科治療も同じく、虫歯1本の治療代が日本への航空券よりも高くつく、なんてこともあります。また治療も日本の丁寧で優しい治療ではなくちょっと雑だったりして、歯科恐怖症の私はいつもドキドキです
お寿司を食べる
まずいと言われていたイギリスの食事事情は近年格段にレベルアップして、美味しいお寿司が食べられるお店もたくさんできました。スーパーやお弁当屋さんでもお寿司が売っていて味も大分良くなりましたマンゴー寿司とかは納得いかないですが)。
味に関しては日本とレベルが変わらないのではと思われるお店もあります。でもやはりネタの種類や値段などを考えると日本で食べるように大満足とはいかなかったりします。
私は近所のお弁当屋さんでお寿司を買ったところ、サーモンから大きな骨が出てきてびっくりしました。お値段は関係なく、お好みのお寿司を満足するまで食べてくることをお勧めします。
イギリス生活に必要な情報収集をインターネットでしておく
ロンドンでは家を引っ越したけどインターネットがつながらないという話をよく聞きます。イギリスでは日本のように物事がいつもスムーズに進むとは限りません。インターネットを新居に着いた当日から使えるように契約していても、何らかの理由で使えないことがあります。
また、クレームしてからの対応も時間がかかり、2週間もインターネットが使えなかったなんて話も聞きます。
実際に私も引っ越してから1週間インターネットが使えないことがありました。引っ越し前の家と同じプロバイダだったので契約などはスムーズに運びましたが、ルーターが配送する会社の不手際で1週間配達されませんでした。
データ通信量無制限のケータイの契約はこちらではあまりメジャーではなく、データ量が決まった契約が多いです。自宅ではWifiを使うのが一般的。
私もその一人でしたが、引越し直後はネットで調べなければいけないことも多く契約データ量は3日ほどで使い切り、最後は近所の無料WifiのあるパブにPCを持ち込んでインターネットをしていました。
英語の勉強
留学や在住経験のある方には関係ないかもしれませんが、渡英前には英語の勉強をしてくることをお勧めします。
私はロンドンへ留学をしていましたが、留学前は全然英語が話せず、でも現地でどうせ勉強するんだからと日本では勉強していきませんでした。それでも留学して英語は上達しましたし、留学生活も楽しく友達もできましたが、最初の2年ほどはやはり会話するのでやっとで、友達や知り合いと深い話をすることができていませんでした。
せっかくロンドンにいたのに、言葉ができていないせいでいろいろな機会を逃していたなーと思うことがあります。残念ながら今でも英語は苦手ですが。